パソコンと悪戦苦闘しながら毎日のあれこれ綴ります。

パソコン音痴主婦がブログ始めました。

鏡の法則を読んで

野口嘉則の『鏡の法則』

人生のどんな問題も解決する魔法のルールを読みました。

 

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92ページほどで、あっという間に読めてしまう内容です。

実話を名前を変えて物語にされています。

 

 

現実に起きる出来事は一つの『結果』です 。

『結果』には必ず『原因』があり、その原因は、あなたの心の中にあるのです。つまり、あなたの人生の現実は、あなたの心を映し出した鏡だと思ってもらっていいと思います。(本文より)

 

 

この本を買って読んだのは夫が単身で大阪で働く中、夫の実家近くに家を購入し、まずは娘と2人で先に香川に住んでいた頃でした。

 

 

 

私が本を好きなのは、本は私の知らない世界をたくさん教えてくれるし、疑似体験ができたりします。いろんな人の人生を知ることによって、知識の幅も広がります。

 

 

たくさんんの年代も国もバラバラなそんな人たちと、まるで傍にいて話しているような、同じようにその時代を生きているような錯覚に陥ります。そんないろんな人の生き方、考え方を知ることは、とても楽しいことでした。

 

 

そして、働くようになってからはビジネス書や、自己啓発本をよく読みました。

なんか、なかなか物事がうまくいかない時の自分自身のバイブルみたいに、少し落ち込みそうになると、片っ端から読んで、元気をもらおうとしていました。

 

 

でも、リアルの生活の中で、今まで読んできた本のようにこうすればいいのに

とか思っても、気持ちが落ち込んでいるときは、なかなかすぐに切り替えられなかったりします。

 

 

じゃあ、何にもならないと、その時は思いがちでしたが、少し気持ちが軽くなった時にそんな本の一節が思い出されたりします。

 

 

主人公の母親が息子がいじめられていることを知り、心配で悩むが息子は心を開かない。夫に話はするがあてにしていない。夫から経営コンサルタントで心理学にも詳しい矢口という人に会うように勧められる。

 

 

そして、矢口に会った時に言われたのが、

「人生は鏡だと考えてみてください。人生という鏡のおかげで、私たちは自分の姿に気づき、自分を変えるきっかけを得ることができるのです。

 

人生はどこまでも自分を成長させていけるようにできているのです。」

 

 

 

主人公は、「私の悩みは、何が映し出されているのですか?」と聞くと

 

 

「あなたに起きている結果は、『自分の大切なお子さんが、人から責められて困っている』考えられる原因は、あなたが『大切にする必要がある人を責めてしまっている』ということです。

 

感謝する必要がある人、それも身近な人をあなた自身が責めているのではないですか?」

 

 

そんな話から主人公の、身近な人に対しての許せない気持ちに焦点があたっていく。

父親に対しての許せない気持ちにフォーカスして、許せない気持ちを紙に書きなぐるように勧められる。気のすむまで気持ちを出し切るように。

 

 

そのあと、『父に感謝できること』を書いていく。

『父に謝りたい事を書いていく』実感が伴なわなくてもOKです。

形から入りますと言われる。

 

 

そして紙に書き留めたこの二つのこと、

「父親に感謝と謝りたいことを読んで伝えるだけでもいい」

と言われて、主人公は電話をかけます。

 

 

これを機にお父さんとの関係、夫との関係に主人公が気づいていきます。

 

 

「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」という法則でした。

言い換えると、「じぶんの心の波長にピッタリな出来事が起こる」ということです。

 

 

私たちは許すということで私たちの心も緩んでリラックスできます。

過去にとらわれていて、許せないということに縛られていると、安らぎに満ちた人生を放棄したことになるということでした。

 

 

人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起こります。

そして、あなたに解決できない問題は決して起きません。

 

 

あなたに起きる問題は、あなたに解決する力があり、そしてその解決を通じて大切なことを学べるから起こるのです。

 

 

私はこの本を読んだとき、母ともめている訳ではなかったけれど、実家から離れ、面と向かってなかなか感謝の言葉を言ったことがありませんでした。

 

 

 

心配をかけたりしたこともあったので、この機会に電話ではなかったですが、少し長めの手紙をだしました。

 

 

 

そのあと、母から電話がありました。電話口で母は泣いていました。

嬉しくて涙が出てくると、母は言ってくれました。

日ごろ思っていても、なかなか口に出さなかったり、今まで母に感謝の言葉を伝える機会がなかったので、思いを伝えられて良かったです。

 

 

私にそんな、きっかけを与えてくれた本でした。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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