犬飼ターボのCHANCEを読んで
今日は私が読んだ犬飼ターボの本を紹介したいと思います。
成功者がくれた運命の鍵
『CHANCE』チャンス
この本は、読みやすく一気に読んでしまいました。
私は、自己啓発本やビジネス書は好んで読みますが、
『CHANCE』のような小説仕立てのビジネス書なるものは、初めてでした。
堅っ苦しいようなものではなく、どちらかというとストーリーの面白さに引き込まれていきました。
この作品は著者の体験をもとに、起業して悪戦苦闘していた20代の自分を「卓也くん」、その後『成功と幸せは軸が違う』と気づいた当時の自分が卓也の人生の師匠(メンター)の「弓池さん」として登場しています。
私が面白いと思ったのは、弓池から卓也に出されるユニークな課題でした。
「1週間で、利益を出している10人の経営者とあって、どうやって成功したのかをインタビューすること。今まで会ったことのある経営者ではいけないよ。
10人に会ったら1週間後のこの時間に訪ねておいで」
又、ある時は
「今度は、路上生活者と24時間生活をともにしておいで」と言われます。
予想もしなかった展開に、その後のことが気になって仕方がありませんでした。
そして、
「何が大きく違いをもたらしたかというと”セルフイメージ”だよ。本当の自分は何者であるかということだ。自分が本当は成功者だと思う人はそうなるし、路上生活者だと思う人はそうなる。
考えがあって、次に言葉になって、行動になる。それが現実の結果になっている。これがこの世界の法則だ。
成功している経営者は自分が成功にふさわしいと考え、成功した将来のイメージを持っていたんだ。それに対して路上で暮らしている人達は将来のイメージが成功者ではなかった。どのようにも自分がイメージした通りになってしまうものさ。」
成功を望んでいたとしても、本心では『自分は成功者なんかじゃない』とか、
『成功者になれるはずはない』と思っていると成功できないんだ。
『儲けたい』と思うのと、『儲けることができる人間だ』と思うのでは天と地ほど差がある。
『儲けたい、なぜなら自分は儲けることができる人間だから』と本心から思える人は本当に儲けることができる。
逆に、『儲けたい、でも自分は儲けられる人間じゃない』と思っている人は、決して儲けることができない。そういう人が成功者の行動をとることができるだろうか。分かりやすい例を挙げれば、大きなチャンスが目の前に来た時に、それに挑戦できるかどうかということだ。
ある成功者がつかんだチャンスは、多くの人もそれを見て、気がついて、触れたはずだ。でもほとんどの人は手を出さなかった。そこに両者の決定的な差があるんだ。
『自分は成功者だ』と思っている人は、現実に成功する行動を取るものだ。そう思っていない人は、反対の行動を取るんだよ。常に、人生には分かれ道がある。そのどちらを行くかでたどり着く地点が変わる。それだけなんだよ。」
「とりあえず成功者の行動の真似をしてごらん。自分が成功者だと思えなくても、成功者だったらこうするだろうと思う行動を取ればいい。そして、成功者の考えを言葉にする。これは精神の訓練と呼ばれるもので、考え方を身につける最も簡単で早い方法だ。」
メモを取ることは成功の教えを引き出すことになる。
人生は自分の考えた通りになる。
もっとも重要な成功する方法は”常に学び続けること。
こんな話の展開で進んでいきます。読みやすい本なので興味のある方はぜひ読んでみてください。私は、この本がきっかけとなり、犬飼ターボの本が好きになりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。