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賢者の書を読んで

こんばんは、くにっぽです。

 

今日は、最近読んだ『賢者の書』について書いてみたいと思います。

賢者の書(新装版)

賢者の書(新装版)

  • 作者: 喜多川泰
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 113回
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 著者は喜多川泰

読みやすい本でファンタジー自己啓発書とも言える本です。

 

初めに出てくるアレックスという平凡な中年の男性。家でも会社でも少し疎外感のある彼が昔、子どもの頃住んだ事のある異国の田舎町に突然行ってみたくなります。心安まる場所を求めて一人の時間が欲しかった彼は、突然休暇を取り出かけます。

 

そこでサイードという快活そうな14歳の少年に出会いその少年の旅の物語に引き込まれていくことになります。

 

これはサイードと言う少年が、
『すべての成功を手に入れることのできる賢者になる旅』
と彫られている賢者の書を託されて、出会った人々から様々なことを学んでいく物語です。

 

そのためには9人の賢者に会いその一人ひとりから大事なことを教わります。そしてその教わった証として1人ずつからピースをもらってそれにふさわしい賢者に成長していくというものです。

 

成功者の人生をパズルで完成された絵に例え、自分自身の行動の結果、パズルを手に入れる。

 

でも、それは成功でも失敗でも関係なく、一枚の絵を完成させるために必要なパズルのピースに過ぎないという。

 

だから、何か行動を起こすたびに失敗したり、することを恐れたり、上手くいったとか気にすることなく、どんどん行動を起こしていくことが大事とこの本は伝えています。

 

手にしたピースが期待していたものと違っていても、今は耐えられそうにない辛いもののように思えても、それはかけがえのないパズルのひとピースを手に入れる大事な経験だった、と完成した絵をみれば分かるのです。

 

そして必要なことを必要な順番で教えてくれる。だが折角与えられたピースに気づかず捨ててしまうことがある。そうすると何度でもそのピースを与えてくれる。愚かな人間が何度も同じ失敗を繰り返すのはそのためです。

 

この本を読んだときに人それぞれの人生とは、この絵と同じ。たくさんのピースでできている。アレックスやサイードが特別の人間じゃなくごく普通のサラリーマンであったり、14歳の元気そうな少年だったり。どこにでもいそうな人たちです。

 

人は何度だって生まれ変わることができる。すべての人にその可能性があるということを教えています。

 

私が印象に残っているのは、大いなる力が存在するっていうところ。

 

大いなる力は、全宇宙を創り地球やそこに生けるすべてのものと、人間も創り出した。そして、全ての創造物の中で人間だけに自らと同じ大いなる力を授けた。それが『心』だという。

 

このことを自覚し自らに無限の可能性があると気づき行動を起こすと、自らの心だけでなく大いなる力が様々な形で手助けをしてくれる。

 

そして、不可能と思えるようなビジョンを実現する無限の可能性が自分にもあると自覚することが人生の成功につながるのだという。

 

 

たくさんの自己啓発本が言わんとしていることや大事な個所は他のものとダブルところがあるかもしれません。しかし、人は分かっていてもなかなか行動にすぐ移せなかったり、なおざりにしがちです。

 

忘れたらまた繰り返し、また挑戦してみる。前向きに行動していくことが大切だと思いました。

 

第6番目の賢者が言っていた言葉の中で

多くのものが財産だと考えているものは財産ではなく信用と言う名の紙切れでしかない。投資だと考えているものはギャンブルでしかない。

 

我々の持つ唯一投資できる財産は時間と言うことでした。賢者とは、そのことをよく知り時間を投資することを欠かさない人だということでした。

 

皆に等しくある時間。時間の使い方、あまり考えたことがなかったですが、本を読み進めるうちにそうだよなーと納得している自分がいました。

 

楽しい物語として、また自分も元気になれる自己啓発書として読んでもらえたら面白いかもしれません。

 

今日は、私の好きな本のひとつを紹介させていただきました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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