麻酔が効いてないんですが・・・
こんばんは、くにっぽです。
今日は何書こうかなって、考えてたら、
ふと思い出しました。
私の手術での出来事を。
私、結婚した途端から結核性胸膜炎で
1ヶ月入院したり
その2年後は虫垂炎で手術して、
8年後に卵巣のう腫・子宮筋腫でも手術して
それから2年後又、肺炎で入院したりと
結構、夫に迷惑かけてきてます(^^;
そんな私に忘れられない出来事が起こりました。虫垂炎(盲腸)になったときのことです。
子どもがまだ2歳になったばかりの頃に、
私は虫垂炎で手術をすることになりました。
母を呼び寄せて、娘の世話を頼みながら
手術に向かいました。
始めに部分麻酔を注射されました。
何分後かに先生が
「これは痛くないですか?」
といって局部をつねりました。
私 「痛いです。」
先生 「あれ、麻酔、効いてないのかな?」
その時私は、もう一度、注射を打ち直すか、
効くまでの時間をもう少しとってくれるのかと思いました。
そう、私がそんなふうに考えてる最中に
とんでもないことが起こったんです。
「痛っ」
えー、嘘 !
今、「効いてないのか」って言ったよね。
えー、なんでー
効いてないの分かってて、始めるの?
頭の中はパニックで、心の中で叫んでました。
それからは、恐怖の麻酔なしの手術が否応なしに行われました。
さすがに、「ぎゃー」とか「たすけてー」
とは叫びませんでした💦
ただ、「痛い、痛たたっ」って無意識に声が出るんですよね。
逃げ出したいのはヤマヤマだけど、
この状態では逃げるに逃げれない。
私は、痛すぎて気を失わないかと期待したんですが、無理でした。
ハッキリとした意識の中で開腹手術が行われていきました。
そんな時って、自分の意識とは別に身体が跳ねるんですよ。ビクッ、ビクッって。
始めにお腹の表面にメスを入れられ、そして腸を引っ張りだされ、腸を切られて、縫われ、中に戻されて又、縫われる。
切られる痛みだけでなく、腸をいじられる時の痛苦しい感じは、とても気分の悪いものでした。
手術が終わり、手術台からストレッチャーに移る時に
看護師さん達が担ごうとしたんですが、
「大丈夫です、動けます。」
と、自分で移動する私に
「本当に、麻酔効いてなかったんだね。」
って改めて驚いていました。
心の中で
『だから、効いてないって。私のあの声と飛び跳ね方見てたら分かるのに』
本当、ひどいめにあったと思いました。
なのに先生は、ひとつも悪びれることなく
「あんまり痛そうだから、大急ぎで手術をしたよ。40分で終わったからね。」
って、自慢げに、如何にも大急ぎでしてあげたよと、言わんばかり。
その後、本来なら最低でも5日入院と言われたけれど、幼い娘が泣いて大変という事で
私は3日だけの入院で、後は毎日通院という形を取りました。
大変な経験をしたと思いましたが、そんな中でも、確かに酷い先生だったよな。
ただ、私の身体が麻酔が効きにくい身体なんだと思い、半分はしょうがなかったのかなぁー
なんて思っていました。
ところが、8年後
運悪く又、卵巣のう腫と子宮筋腫の手術をすることになりました。その時の先生から、
「全身麻酔になります。」って聞いた時
「先生、私、麻酔が効きにくい身体なんだと思います。歯医者の麻酔はよく効くんですが、以前した虫垂炎の手術では麻酔が全然効かなかったんです。」と言ったところ
「ああ、それは、単に注射の仕方が下手だったんでしょ。」と、あっさり言われました。
⁇⁇⁇ えー、えー、そうなん?
もう、びっくりでした。
この先生が言われたように、
麻酔は今回ちゃんと問題なく効きました。
あんなに痛い思いして、前の先生からは、
当たり前のように処理されていたのに。
ホントになかなか経験できないことを経験できました。したくなかったけど(^^;
勿論、お産の時も麻酔はないし、私の場合、
赤ちゃんが大きかったので、先生が
「結構切るよー」とか言って、かなり
切られたり、又、縫ったりされました。
その時は先にお産の痛みが既にあったし、その後の赤ちゃん誕生があって、そんな喜びと、
嬉しさで、痛みも少し忘れるんですよね。
そんな、8年後に判明した真実にちょっと
ショックでした。
病院もいろいろあるし、先生もいろんな先生がいるので、手術をするような入院の場合、事前にしっかりと調べたいものですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。